黒いドレス姿の横峯さくら「相棒として連れて行って、一緒に戦いたい」


ゼクシオ記者発表会に出席した(左から)大堀裕次郎、青木瀬令奈、木滑和生ダンロップスポーツ社長、横峯さくら、中嶋常幸

ゼクシオ記者発表会に出席した(左から)大堀裕次郎、青木瀬令奈、木滑和生ダンロップスポーツ社長、横峯さくら、中嶋常幸

 ゴルフ用品国内大手のダンロップスポーツは2日、都内ホテルで12月9日から発売予定で、10代目となるゼクシオブランドの新商品記者発表会を開催した。

 2000年の初代から9代目モデルまでで、累計約1900万本を売り上げた大人気シリーズ。同社の木滑和生社長は壇上でのあいさつで「10代目は芯でとらえて飛ばすがキーワードです。世界4か国同時発売で、185万本の売り上げが目標です。10代目で2000万本越えを目指したい」と力強く宣言した。

 同ブランドを使用する契約プロの中嶋常幸、横峯さくら、青木瀬令奈、大堀裕次郎が出席してトークショーも行った。4選手は既に新モデルのドライバーをテスト済み。国内男子ツアー48勝で、現在はシニアツアーを主戦場に活躍する中嶋は「歴代の中でもダントツに球に対して押す力が強い。打球音もすごくいい。感性に響く音。真芯から少し外れたところで打っても飛んでくれる。初速が出て勢いがあるから、中間地点からのもう一伸びが違う」とうなった。

 06年にはゼクシオのドライバーとウェッジを武器に52歳で、三井住友VISA太平洋マスターズで優勝。「50歳を超えてレギュラーツアーで勝てたのはゼクシオのおかげ。基本コンセプトはブレていない。すごく打感がいい。爽快感がゼクシオーの一番の魅力ですね。飛距離はゴルフの1つの魅力。開発陣は期待を裏切らずに、毎モデル上回ってきた。10代目まで来たのはすごいことですよ」と絶賛した。

 ゼクシオドライバーを愛用し、09年には賞金女王となった横峯は黒いドレス姿で出席。「ゼクシオは私にとっては相棒みたいな存在。今回はヘッドの色が明るくて構えた時に集中しやすい。私はヒールに当たりやすいんですけど、センターからちょっと離れた所に当たっても飛距離が落ち無い」とうなずいた。11月末には主戦場とする米ツアーの最終予選会が待つ。「相棒として連れて行って、一緒に戦いたいと思います」と話した。

 2代目のゼクシオから愛用し、6月のヨネックスレディスでツアー初優勝を遂げた青木は「テストした初球から初速がすごく出ていて、あっという間に飛んでいきました。キャリーで10ヤードくらい飛ぶ。少しアップライトになっていて、つかまりやすさもすごく感じますね。ゼクシオテンで2勝目を狙いたいです」とPRした。

 昨季、国内男子ツアー賞金ランク41位で、初のシードを獲得した大堀は「芯から外れても飛距離が変わらないのが大きい。ゼクシオ9と比べると、つかまりがすごく良くて音も飛んでくれそうな感じ。今年こそ初優勝して、(12月の最終戦のメジャー)日本シリーズJTカップに行けるように頑張ります」と意気込んだ。4選手は、今週の大会からゼクシオ10を投入して戦う予定。

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