■ 最終日(10月6日)
豪州・サイプレスレイクスゴルフ&CCで開催されたJNJGインターナショナルジュニアクラシックが6日に大会最終日を迎えた。
豪州の地域別代表と世界各国から234人が参加し、チーム団体戦(男女各1人ずつ2人の合計スコア)、個人戦の男女別と年齢別の部門で争われた。日本チーム(梅津君、西郷さんの合計スコア)の団体戦は17チーム中7位、個人戦は梅津君が男子全体で76位タイ、16歳男子の部で23位、小屋君は男子全体で94位タイ、15歳男子の部で33位、西郷さんは女子全体で11位タイ、15歳女子の部で4位、榎本さんは女子全体で47位タイ、15歳女子の部で20位タイとなり慣れない海外での4日間の競技を終えた。
4人の夢である“プロゴルファー”になるため、世界を経験することで得た収穫や課題が夢への大きな一歩を踏み出す良い経験となった。
<最終日成績表>
1st | 2nd | 3rd | Final | (現在の順位) | (現在の順位) | ||||
選手名 | 部門 | 10月3日(火) | 10月4日(水) | 10月5日(木) | 10月6日(金) | TOTAL | 年齢別 | 総合 | |
榎本 杏果 | 15歳女子 | 83 | 83 | 76 | 83 | 325 | +37 | T20 | T47 |
西郷 真央 | 15歳女子 | 75 | 70 | 74 | 74 | 293 | +5 | 4 | T11 |
小屋 将一郎 | 15歳男子 | 85 | 82 | 85 | 76 | 328 | +40 | 33 | T94 |
梅津 慶士 | 16歳男子 | 83 | 79 | 81 | 75 | 318 | +30 | 23 | T76 |
■ 大会第3日(10月5日)
日本代表選手4人が揃って前日からの順位を上げた。大会3日目は全体がスコアメイクに苦しむなか、少ないチャンスをものにし、ミスを最小限に食い止められ、最終日に向け期待が持てる内容となった。
有言実行だ。復調気配の榎本さんは実は昨日のラウンド終了後「明日は76以下でラウンドします」と宣言通り、前半5オーバー、後半1アンダーの大会自身ベストの76で3日目を終えた。ショットに安定感が増してきたのと同時にグリーンにも慣れてきた。最終18番ホールの15メートル下りの強烈なスライスラインを見事読み切りバーディーフィニッシュ。チーム最年少のムードメーカーは大会最終日の4日目、気力を振り絞る。
同じく14歳の小屋君は外国特有の芝に対応しきれず悪戦苦闘。「芝が日本と比べて薄く、体が無意識のうちにダフるのを怖がっている」とアイアンショットがトップしてしまい、グリーンオーバーの罰打でスコアがまとまらない。14歳ながら上級生の外国人選手と交ざっても飛距離は圧倒している。「このままじゃ駄目。最後は70台でまわりたい」と自身に奮起を促し、目標を達成するため強い気持ちで最終日に臨む。
<第3日成績表>
1st | 2nd | 3rd | Final | (現在の順位) | (現在の順位) | ||||
選手名 | 部門 | 10月3日(火) | 10月4日(水) | 10月5日(木) | 10月6日(金) | TOTAL | 年齢別 | 総合 | |
榎本 杏果 | 15歳女子 | 83 | 83 | 76 | 242 | +26 | 21 | 50 | |
西郷 真央 | 15歳女子 | 75 | 70 | 74 | 219 | +3 | 3 | T8 | |
小屋 将一郎 | 15歳男子 | 85 | 82 | 85 | 252 | +36 | T37 | T109 | |
梅津 慶士 | 16歳男子 | 83 | 79 | 81 | 243 | +27 | T25 | T85 |
■ 大会第2日(10月4日)
初日、好発進した西郷さんは、2日目を1イーグル、4バーディー、4ボギーの70とし、出入りの激しいゴルフながら、スコアを2打縮めて、女子全体で9位タイ、15歳女子の部では首位と3打差の4位と順位を大幅に上げた。
西郷さんは「納得のいくショットが実は打てていないんです」と本来の球筋と違うことに不満ながら、14番パー5の残り185ヤード、4番ユーティリティを振り抜くとピン下3,5mにつけ楽々イーグルを奪取。1番では1,5m、16番で1,2mと随所に好ショットを連発しバーディーを4つ積み重ねた。「昨日よりは今日のほうがショットは戻ってきている」と残り2日間に期待が膨らむ。
榎本さんは初日と同じトータル83も後半の難しいインコースをパープレーの36でまわり復調の気配。「昨日、母から出場選手のなかで、あなたが一番年下なんだから失うものは何もない」と激励を受け、後半は「開き直れた」とピンに向け攻め続けたことが好結果をもたらした。「明日も攻めの気持ちをもって70台でまわりたい」と意欲満々だ。
小屋君、梅津君は初日よりスコアは良くなってきているものの「パットが全然入らない」とグリーン攻略が課題。残り2日間の巻き返しに期待したい。
<第2日成績表>
1st | 2nd | 3rd | Final | (現在の順位) | (現在の順位) | ||||
選手名 | 部門 | 10月3日(火) | 10月4日(水) | 10月5日(木) | 10月6日(金) | TOTAL | 年齢別 | 総合 | |
榎本 杏果 | 15歳女子 | 83 | 83 | 166 | +22 | 26 | T56 | ||
西郷 真央 | 15歳女子 | 75 | 70 | 145 | +1 | 4 | T9 | ||
小屋 将一郎 | 15歳男子 | 85 | 82 | 167 | +23 | T42 | T121 | ||
梅津 慶士 | 16歳男子 | 83 | 79 | 162 | +18 | T32 | T102 |
■ 大会第1日(10月3日)
<第1日成績表>
1st | 2nd | 3rd | Final | (現在の順位) | (現在の順位) | |||
選手名 | 部門 | 10月3日(火) | 10月4日(水) | 10月5日(木) | 10月6日(金) | TOTAL | 年齢別 | 総合 |
榎本 杏果 | 15歳女子 | 83 | 83 | T26 | T54 | |||
西郷 真央 | 15歳女子 | 75 | 75 | T8 | T22 | |||
小屋 将一郎 | 15歳男子 | 85 | 85 | T44 | T126 | |||
梅津 慶士 | 16歳男子 | 83 | 83 | T37 | T111 |
■ 大会前日(10月2日)
10月3日から6日までの4日間、豪州・サイプレスレイクスゴルフ&CCで豪州の地域別代表、日本を含む世界各国から集まった総勢234人が熱戦を繰り広げる。
日本からは梅津慶士くん(高2)、西郷真央さん(高1)、小屋将一郎くん(中2)、榎本杏果さん(中2)の4名が出場する。4名は8月に行われた「2017報知ジュニアゴルフ中高生大会(東京よみうりCC)」の中学、高校の男女別各部門の優勝者。大会前日の1日、4人はコースの状態を入念に確かめながら、練習ラウンドをおこなった。
また大会開催に先立ち、ドライビングコンテスト、オープニングセレモニーが開かれ、翌日に控えた本戦を前に各国とも健闘を誓い合い、会場は和やかな雰囲気に包まれた。