2位発進の丸山茂樹の長男・奨王「明日はパープレーを狙いたい」


優勝トロフィーの前で記念撮影した(左から)塚本岳、丸山奨王、植木祥多

優勝トロフィーの前で記念撮影した(左から)塚本岳、丸山奨王、植木祥多

 ◇男子ゴルフアジア・パシフィック・アマチュア選手権 第1日(26日、ニュージーランド・ロイヤルウェリントンGC=6845ヤード、パー71)

 優勝者に来年4月のマスターズと同7月の全英オープン出場権が与えられる第9回大会は8アンダー、63をマークしたシェイ・ウールスコブ(21)=豪州=が単独首位。同組で初出場の丸山奨王(しょうおう、17)=キャンベルホールスクール=が6バーディー、2ボギーの4アンダー、67をマーク、2位と好発進した。

 初日を終えた日本代表6選手の声を聞いた。

 初出場の丸山奨王(しょうおう、17)=キャンベルホールスクール=は6バーディー、2ボギーの4アンダー、67で4打差の2位発進。「前半9ホールはパットが引っかけたり押し出したりしてよくなかったのが、後半9ホールはグリップを修正したらパットが入ってくれた。明日はパープレーを狙っていきたい」

 初出場の植木祥多(17)=埼玉栄高3年=は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー71で17位。「コースはとてもきれい。今日はショットがよくてこのスコアで回れました。午前スタートなので本当は2つ、3つ伸ばしてと思っていましたが。予選通過が目標なので、明日は3アンダーくらいで回れるように頑張りたい。ショットは悪くないのでパットを決められるかどうか」

 日本アマ選手権2位の中島啓太(17)=代々木高2年=は5バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの1オーバー、72で23位。「風が強くて、アイアンの距離感が合わなくて12番、13番はボギーにしてしまった。5番は第1打を左の林に入れてしまってダブルボギー。7番は3パットのボギー。昨日の練習ラウンドでパットが最悪だったので、気分転換でピン型からマレット型にパターを変えました。結構入ってくれましたね。まずは予選を通過したいので、明日はアンダーパーを目指します」

 初出場の塚本岳(19)=明大1年=は4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの2オーバー、73で31位。「前半は(緊張で)バタバタしてしまって。12番のダブルボギーは、先にアンダーパーにしたいという欲が出てしまった。でも後半、3番で4UTで手前2メートルにつけて、バーディーがとれて波に乗れた。2オーバーは前半のできからしたらよく戻せたと思う。ただ、ショットの調子はすごくよかったので空回りしてしまった感じ」

 2年連続2度目の出場の大西魁斗(19)=南カリフォルニア大1年=は午後スタートの最終組で2バーディー、4ボギー、1トリプルボギーの5オーバー、76の70位。「一日中うまく行かないゴルフでした。ショートゲームで何ホールかは耐えられたんですが。韓国・仁川での去年の大会と比べて風が強かった。12番のトリプルボギーはティーショットが左OB。良い経験になりました。明日はあまり風のない午前スタートなのでフェアウェーとグリーンをキープして、1パットでいけたら。(普段練習をともにし親交のある)丸山が4アンダー出したなら、自分もいけるかなと思う」

 杉原大河(17)=生光学園高3年=は2バーディー、7ボギーの5オーバー、76の70位。「出だしはバーディーでよかったんですけど、ドライバーショットは話にならない。セカンドは風で距離が合わず、長いパットを残してしまい3パット。力がないだけです。力のなさを感じました。後半は風が強くなって、ドライバーで低い球を打ちたかったんですけど、打てなくて。切り替えて明日に臨みたい」

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