松山、ドライバー独自調整で2本を使い分け


練習ラウンドを一緒に回り、並んで歩く(左から)松山英樹、石川遼、中嶋常幸(カメラ・矢口 亨)

練習ラウンドを一緒に回り、並んで歩く(左から)松山英樹、石川遼、中嶋常幸(カメラ・矢口 亨)

 男子プロゴルフツアーのダンロップフェニックスは16日から4日間、宮崎・フェニックスCCで行われる。

 2年ぶりの参戦となる14年大会覇者の松山は9ホールを回りながら、不調のドライバーの独自調整を行った。10月のBMW選手権で約1年間使ってきたキャロウェイ社製のエースドライバーのフェースが割れ、同製品10個くらいのヘッドをテスト中だ。

 この日の大半のホールで、松山はシャフトの異なる2本のドライバーでティーショットを打ち分けた。一つは高校時代に使っていたグラファイトデザイン社の青い「ツアーADクアトロテックMD」だ。前週、松山からメーカー側に依頼して練習用に作ったもの。14番で左林へ打ち込む場面もあったが、一緒に回った中嶋は「タイミングをとらないと真っすぐ飛ばないシャフトらしい。賢いよね」と自分のスイングの現状を把握し、修正に向けて独自に取り組む姿勢を絶賛した。ラウンド後、松山は約40分練習場で打ち込み。中嶋は「新しいドライバーがどれだけなじむか」を松山の大会2勝目のカギに挙げた。(榎本 友一)

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