【報知アマ】森中、完全初V!2位に6差つけた


◆報知新聞社主催 全日本クラブチャンピオンズ 第53回報知アマゴルフ選手権最終日(18日、奈良・奈良国際ゴルフ倶楽部=6964ヤード、パー72)

初日から首位の森中健介(28)=有馬=が、完全優勝で大会初制覇を達成した。5アンダー67でスコアを伸ばし、通算9アンダー。2位は6打差で明大3年生の須崎友貴(21)=東京五日市=、通算1アンダーの3位に軍司悦弘(33)=高萩=が入った。

2位に6打差をつけての完全優勝。森中は「トーナメントリーダーで最終日を迎えるのは初めてで、ティーに上がるまでは心臓がドキドキ。でも、回り始めたら自分のゴルフに徹することができました」と喜んだ。

鮮やかなスタートダッシュだった。1番パー5で2メートルを決め、2番パー4は14メートルを放り込み、3番パー3では4アイアンで3メートルにつけて3連続バーディー。直後の4番パー4でボギーを叩いたが、「3連続バーディーのおかげで動揺はなかった」と3バーディーを追加して67で回った。

初出場で予選落ちした11年大会(カレドニアンGC)の雪辱を果たした。小柄(164センチ、58キロ)でドライバーの飛距離は260ヤード。アプローチとパットを磨き、不足を補った。「関西のタイトルも持っていない私が、いきなり日本タイトルをいただけて驚いています。これからは報知アマチャンピオンにふさわしい選手になれるよう頑張ります」。来年は大会2連覇はもちろん関西アマ、日本アマでの活躍を誓った。(石井 進)

◆森中 健介(もりなか・けんすけ)1985年11月8日、兵庫県生まれ。28歳。報徳学園高1年でゴルフを始め、立命大では関西大学新人戦で優勝。卒業後の10年に南都オープンでベストアアマ。実家が経営する不動産業を手伝う。家族は智子夫人(29)と2男。164センチ、58キロ。