6年連続出場の上原彩子、1差2位発進 自己最少更新


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第1戦 ANAインスピレーション第1日(29日、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC)

 米ツアー初Vを狙う上原彩子(34)=モスバーガー=が8バーディー、2ボギーの66で首位と1打差の2位発進した。畑岡奈紗(19)=森ビル=は5バーディー、3ボギーの70で20位につけた。日本ツアー賞金女王の鈴木愛(23)=セールスフォース=は72で56位、野村敏京(25)=Qセルズ=は75で94位と出遅れた。ペルニラ・リンドベリ(スウェーデン)が65で首位。

 6年連続出場となる上原が会心のスタートを切った。前半18番から2番まで3連続バーディーで流れをつかみ、終盤2ホールも伸ばした。日本勢がこのコースで66を出すのは、2002年大会で5位に入った福嶋晃子の最終日以来。これまで60台が一度しかなかった舞台で自己最少を更新し「本当にいいプレーだった」とほほ笑んだ。

 朝早い2組目のスタート。風がほとんどない中、安定したショットでまだ荒れていないコースを攻略した。米ツアー優勝を求めて6年目となる今季、飛距離を大きく伸ばした。この日のティーショットは平均264・5ヤードを計測した。

 昨年のメジャー、エビアン選手権では最終日を2位で迎え、最終組で戦い10位に終わった。「経験は自信になっている。エビアンの時より進化している」。158センチの小柄な体で進化を見せるベテランが世界の強豪の中で気を吐いた。

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