◆米男子プロゴルフツアー 海外メジャー今季初戦マスターズ 第２日（６日、米ジョージア州オーガスタナショナルＧＣ、７４３５ヤード＝パー７２）
晴天で不規則な強風の下、予選ラウンドが終了した。初出場で７３位で出た、昨季の日本ツアー賞金王・宮里優作（３７）＝フリー＝は１バーディー、６ボギーの７７で通算１０オーバーの７５位で予選落ちとなった。
母、兄でプロの聖志、妻と２人の子供も顔をそろえた中で結果を残せず「グリーン上がとにかく難しかった。２日間で３パットが７回ですから。悔しいですね」と唇をかんだ。
２日間応援した日米通算２４勝の妹・藍さん（３２）は「すごく良いところで戦える感覚があった。海外での成長には痛みが伴うので我慢強く頑張ってほしい。パー３コンテストも含めて、連れて来てもらったことに感謝しています」。ホールアウト後は兄とハグをして健闘をたたえた。
昨年８月に倒れたコーチの父・優さん（７１）も２日間歩き「（過去にはテレビ局から）ラウンドリポーターのお話を頂いた時もあったんですが『優作に連れてきてもらうので』と断っていた」と目を細めた。優作は今後欧州ツアーを転戦し、日本ツアーは２６日開幕の中日クラウンズから出場する。