◆米男子プロゴルフツアー RBCヘリテージ最終日(15日、サウスカロライナ州ハーバータウン・リンクス)
6打差12位から出た小平智(28)=Admiral=が7バーディー、2ボギーの66と伸ばし、通算12アンダーで並んだ金シウ(韓国)とのプレーオフ(PO)を3ホール目で制した。日本人では青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹に次いで4年ぶり5人目の米ツアー制覇の快挙を、日本男子最速の15戦目でスピード達成した。19―20年シーズンまでの出場資格を獲得し、今後米ツアーに本格参戦する。
◆小平に聞く
―優勝おめでとうございます。
「頭が真っ白です。わちゃわちゃしているので」
―目標はトップ10だった?
「優勝はダメかなと思ったけど、上の人が落ちてきて最終的に勝てた。本当にうれしい」
―POになるまでは?
「待っている時が一番緊張した。(金と)2打差あった時は座っていた。1打差になり、練習場に向かい練習した」
―コースについては。
「僕が育った日本のコースに似ていて、林が(左右に)分かれていて、ターゲットを狙いやすい。グリーンもあまり癖がなく、そこはよかった」
―50回大会で優勝。
「歴代王者を見てもすごい選手ばかり。自分が加われると思ってなかったけど、節目の年で名前を刻めてよかった」
―米で戦う時に先輩に話を聞いたりしたか?
「昨年から岩田(寛)さん(37)に海外の話を聞いて、自分に合うコースを選んで試合に出た方がいいとアドバイスを頂いた」
―振り返ると昨年末に世界ランク51位でマスターズの出場を決められず、まさに地獄から天国?
「本当ですね。何か、不思議な感じ。これでいろいろな権利ももらえたし、初めてのことに挑戦するのは、人間的に成長できる。いろいろ挑戦したい」
―今、一番やりたいことは?
「時間を気にせずに寝たい」