鈴木愛“練習の鬼”に…中0日で18H練習ラウンド12時間コース滞在


早朝から時計の針が午後5時を過ぎるまで練習した鈴木愛

早朝から時計の針が午後5時を過ぎるまで練習した鈴木愛

 女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」は3日から4日間、茨城GC西C(6715ヤード、パー72)で行われる。前週のサイバーエージェントレディスで2打差3位に敗れた鈴木愛(23)=セールスフォース=は30日午前6時半から会場入りし、18ホールをラウンド。昨年52位に終わった苦手コース克服へ、執念の調整で悔しさを晴らす。

 昨年賞金女王で今季も賞金ランク首位の鈴木が“練習の鬼”と化した。午前7時48分に10番から一人でラウンド。当初は9ホールの予定を「すいている時に基本的なことを確認したい」と18ホールに変更し、5時間半以上かけて入念にチェックした。その後、ショートゲームを2時間行い「疲れている」と言いながら、激戦から“中0日”で12時間近くコースに滞在した。

 前週は最終日の16番まで首位に並ぶも、新人の新垣比菜(19)に競り負けた。「正直、勝てた試合。ここで鬱憤(うっぷん)を晴らしたい」。今大会は4年連続で出場し15年には8位に入ったが、西コースでは予選落ち(14年)、52位(17年)と低迷する。「下(芝やラフ)が硬くて得意じゃない」と苦笑いするが「バンカーを避けたい。先週勝てなかったから、いいスコアで上がりたい」と、執念の調整を実らせる覚悟を示した。(岩原 正幸)

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