アマ旋風から4年…黄金世代・勝みなみが感じた“大人”への成長


勝みなみ

勝みなみ

 ◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社後援ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(6日、茨城GC西C=6715ヤード、パー72)

 19位で出た勝みなみ(19)=明治安田生命=は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算4オーバーで大会自己最高の11位とした。2番で伸ばしたが、5番はボギーで9番もダボ。前半は苦しい展開が続いたものの「悔しくて心が折れそうになったけど、切り替えて『絶対、アンダーで回ろう』と思ってやった」と後半は奮起した。

 11番パー4で残り147ヤードの第2打を8アイアンで2メートルにつけてバーディー。13番パー3は171ヤードの第1打をグリーン右にこぼしたが、20ヤードのアプローチを58度ウェッジで入れて伸ばした。17番は7メートルのスネイクラインを読み切ってバーディー。最終日に今大会初のアンダーパーをマークし「よく粘れた」と笑顔を見せた。

 2014年4月に15歳293日で史上最年少優勝。直後の今大会は33位だった。“アマチュア旋風”の中心に立ち、第2日に65をたたき出すなど怖いもの知らずだった自分を「化けもんですよ」と振り返るが、同じコースを回ってゴルフの内容で成長を実感した。「アマの時は攻め、攻めだったけど、今は守りのゴルフもできるようになった。攻めと守りが必要。アマの時よりも大人のプレーをしている」と確かな手応えがある。

 「黄金世代」の第一人者は今季10戦中4度のトップ10で賞金ランクは15位につける。同学年の畑岡奈紗は昨季までに3勝、新垣比菜は前週に初優勝した。8日は自身初の海外メジャー切符を懸けて全米女子オープンの予選会に出場。11日からは、ほけんの窓口レディース(福岡・福岡CC和白C)と過密日程が続く。「まだ足りないところはある。自分らしく頑張ります!」。のびのびとマイペースにプロ初Vを手に入れる。

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