◆男子プロゴルフツアー 報知新聞社後援メジャー第1戦 日本プロ選手権 指定練習日(7日、千葉・房総CC房総ゴルフ場=7324ヤード、パー72)
千葉・木更津市内のホテルでプロアマ大会前夜祭が盛大に開かれ、ツアー14勝の石川遼選手会長(26)=カシオ=や昨年大会覇者・宮里優作(37)=フリー=ら出場21選手が出席した。
8日のプロアマ大会は、大会には出場しないシニア選手とレギュラーツアーの選手が同組(アマは2人)でラウンドする初めての試みが実現する。大会を主催する日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長(62)は「レギュラー(ツアー選手)の豪快さとシニア(ツアー選手)の円熟さをお客様に見せて欲しい。シニアプロがどう接待しているか、どう教えているか見て欲しい」などと期待を込めた。
地元・沖縄の喜瀬CCで開催された昨年大会を制した宮里。トークショーの中で「喜瀬CCは普段から練習させてもらっているコース。3兄妹で僕だけ沖縄で優勝していなかったので、何とか勝ちたいという気持ちが強かったので本当に良かったです。(今年で第86回大会と)歴史ある大会ですし、粘り強く優勝争いをして、何とか連覇を目指していけたら」と意気込んだ。
対照的だったのは大会2年ぶりの出場となる石川だ。「数あるトーナメントの中で日本プロが一番成績が良くない。それは、(PGAの)倉本さんのわなにはまっている感じですね(笑い)。すごくいいセッティングで実力がそのまま出る感じ」。過去6度出場し、予選通過は11年(12位)の1度のみと国内ツアーで最も相性が悪い。
とはいえ、選手会長として初めて臨む国内メジャー。「房総CCは先週、回らせて頂いたんですけど、ラフが日本のツアーでは珍しい芝質というか、難しいラフになっています」と警戒した。「技術差が出るコースセッティングの中で、トライして優勝目指していきたいです」と抱負を語った。
「ナンバー1プロゴルファー決定戦」は、賞金総額1億5000万円(優勝賞金3000万円)の大会は10日から4日間、ツアー歴代最多94勝の尾崎将司(71)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=、09年大会王者の池田勇太(32)ら144人が参加して行われる。