2018トヨタジュニアゴルフワールドカップ(報知新聞社後援)は12日から4日間、愛知・中京GC石野Cで行われる。男女日本代表の7選手は11日、コースで練習を行った。26回目を迎え、これまで松山英樹らトッププロを輩出。今年も15か国24チーム(男子15、女子9)のジュニア代表が世界一を目指し、熱戦を繰り広げる。安田祐香(17)=滝川二高3年=は人生初のホールインワンに手応えを見せ、中島啓太(17)=代々木高3年=は3年ぶりの団体戦優勝を誓った。
一瞬、何が起こったか分からなかった。142ヤードの4番パー3。安田が8アイアンで放ったボールは、勢いよくカップに吸い込まれた。「ボールが消えたんです。10秒ぐらいたってようやく状況を把握できました」。練習ラウンドで人生初のホールインワンを達成し、チームメート2人と大喜び。女優・志田未来似の17歳は「運を使い切っちゃったかな…」と笑ったが「今はショットが良いので自信を持っていきたい」と3年ぶりの優勝へ気合を入れた。
前日(10日)まで参戦していた女子ツアーのサントリーレディスでは、最終日まで優勝を争いを演じた。表彰式では大会アンバサダーを務めた宮里藍さんからベストアマのトロフィーを渡され「名前を呼んでくれるだけでうれしかった。良い経験になりました」と喜んだ。そのまま名古屋入りし、この日も朝から練習ラウンドとハードな日程が続くが、偉大な先輩からもらったパワーで乗り切るつもりだ。(筒井 琴美)