日本女子が3年ぶりV 安田&古江&西村が全員60台達成…男子は悔し4位


日本女子チームの(左から)角谷真吾コーチ、古江彩佳、西村優菜、安田祐香、橋田源太郎監督(大会提供)

日本女子チームの(左から)角谷真吾コーチ、古江彩佳、西村優菜、安田祐香、橋田源太郎監督(大会提供)

 ◆報知新聞社後援 2018トヨタジュニア ゴルフワールドカップ最終日(15日、愛知・中京GC石野C)

 日本女子が通算22アンダーで3年ぶり2度目の優勝に輝いた。安田祐香(17)=滝川二高3年=が8バーディー、3ボギーの67をマークし個人でも頂点に立つなど、最終日にして初めて3人全員がそろって60台を記録。抜群のチームワークを武器に2位・韓国に10打差をつけて圧勝した。一方の男子はスコアを伸ばせず首位と12打差の4位に終わり、3年ぶりのアベック優勝とはならなかった。

 最後は仲良く3人ともバーディーで締めた。最終18番パー4、安田がラフからの第2打をピン横4メートルにピタリとつけ冷静に決めると、古江彩佳(18)=滝川二高3年=と西村優菜(17)=大商大高3年=も続いた。最終日の目標として宣言していた「全員60台」を見事達成し、3年ぶりに輝いた頂点の座。幼い頃から関西でしのぎを削り、お互いをよく知る3人は口々に「すごくうれしい」と笑みを浮かべた。

 優勝の立役者は安田だ。序盤に立て続けに3バーディーを決めたが、6番パー5で痛恨のダブルボギー。それでも「気持ちは切れなかった」とその後もバーディーを量産し、通算10アンダーで個人でも1位に輝いた。大会を通して「2人は崩れることがないから、誰かがミスしたときに私がカバーする」と脇役に徹してきたが、チームで唯一4日間全てアンダーで回り、最後は主役となって大好きな仲間を優勝に導いた。

 3人は再びライバルに戻り、19日開幕の日本女子アマ(埼玉・嵐山CC)で激突。来年プロテストを受験予定で、史上8人目の連覇に挑む安田は「今のプレーをしていたらいける。優勝争いをできたらいい」と早速、宣戦布告した。(筒井 琴美)

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