畑岡奈紗の初優勝支えた母・博美さんのサポート


 ◆米女子プロゴルフツアー アーカンソー選手権最終日(24日、米アーカンソー州ピナクルCC=6331ヤード、パー71)

 首位タイで出た畑岡奈紗(19)=森ビル=が8バーディー、ボギーなしの63で回り、2位に6打差をつけ、通算21アンダーで米ツアー初優勝を飾った。

 畑岡は母親の博美さん(48)に支えられ、挑戦1年目の低迷を乗り越えた。「プロに転向して2年以内に優勝という目標が達成できてうれしい」と喜んだ。茨城・ルネサンス高3年生のアマチュアだった2年前に日本女子オープンを制覇した。ただ、昨年は初めて挑んだ米ツアーの慣れない環境や生活に苦しんで不振続きだった。6月から7月にかけては7連続予選落ちを経験。母親に「日本に帰りたい」と弱音を漏らした。

 今年は博美さんが同行して食事などを世話する。前日の夕飯は畑岡が好きな「カレーと唐揚げ」。最終日も普段通りを心掛けたそうで「去年は1人で背負って、はけ口がなかった。今日も変に意識させずに送り出した」と娘の奮闘を見守った。心遣いに、娘も「食事の面とか家族のサポートがなかったらここまで来られなかった。感謝したい」と素直な思いを口にした。

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