奈紗の快挙に師匠ジョーンズ氏「世界の頂点に迫っている」


 ◆米女子プロゴルフツアー アーカンソー選手権最終日(24日、米アーカンソー州ピナクルCC=6331ヤード、パー71)

 首位タイから出た畑岡奈紗(19)=森ビル=は8バーディー、ボギーなしの63で回り、通算21アンダーで米ツアー初優勝を果たした。

 アマチュア日本代表ヘッドコーチで15年から畑岡を指導するガース・ジョーンズ氏(46)=豪州=は25日、合宿中の宮崎県内で快挙を祝福した。「素晴らしい戦いでした。今年は体調も良く、技術的にも向上し、米国でも日本と変わらないプレーができる」と話す。米ツアー2年目で「いろいろな芝への経験も積み、トレーニングも積んで、上半身も大きくなって飛距離が安定してきた」と分析した。

 今も毎週のように、携帯電話アプリでスイング動画や試合結果などの報告を受け、助言する。4月の大会には同行もして、スタンス時の重心の傾き、インパクト時に伸び上がる癖などの修正を助言したという。

 その成果か今季はアイアンショットが改善し、昨季ツアー152位の60・66%だったパーオン率は71・38%(同35位)まで上昇。バーディーを量産し、今季13戦中5度のトップ10入りで賞金ランク5位だ。「ゴルフに真摯(しんし)に取り組む姿勢がすごい。質の高い練習やトレーニングを欠かさない。世界の頂点に迫っていることがこの勝利で証明された。メジャーでも優勝争いすると思う」と、ジョーンズ氏は太鼓判を押した。

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