仙台プロアマで復帰の片山は3位「試合ありがたい」優勝は池田


約2か月ぶりに実戦復帰した「杜の都仙台チャリティープロアマトーナメント」の18番でイーグルパットを打つ片山

約2か月ぶりに実戦復帰した「杜の都仙台チャリティープロアマトーナメント」の18番でイーグルパットを打つ片山

 ◆男子ゴルフツアー外競技杜の都仙台チャリティープロアマトーナメント 最終日(30日、宮城・杜の都GC=7233ヤード、パー72)

 2日間のツアー外競技として行われ、首位と2打差の9位からスタートした片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=は5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算6アンダーの3位と奮闘した。地元の東北福祉大出身で先々週の全英オープンで51位だった池田勇太(32)=フリー=が通算8アンダーで優勝。同じく東北福祉大出身で開催コース所属の松本将汰(23)が1打差の2位。選手会長の石川遼(26)=カシオ=は通算3アンダーで9位だった。

 片山は5月30日の日本ツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦で招待客に不適切な対応をしたとして6月15日にツアー出場の自粛を表明し、同27日には日本ゴルフツアー機構(JGTO)から制裁金30万円と厳重注意の処分を受けた。その後、7月16日に今大会の出場と、RIZAP KBCオーガスタ(8月23~26日、福岡・芥屋GC)でツアー復帰することを明かした。日本ツアー選手権森ビル杯最終日(6月3日)以来、約2か月ぶりの実戦復帰ながら、ツアー通算31勝の永久シード選手の実力を発揮し、最後まで優勝争いに加わった。

 最終18番パー5は残り240ヤードから3ウッドで2オンに成功。奥から7メートルのイーグルパットは惜しくもカップ1つ分外れたが、きっちりバーディーで締めた。「昨日、久しぶりにゴルフをやって、今日は全体的に良くなった。いい緊張感を持ってプレーできた。ボギーがなかったことはいいですね」と納得の表情で話した。

 日本の男子国内ツアーは7月5~8日の長嶋茂雄招待セガサミーカップから8月下旬のRIZAP KBCオーガスタまで1か月以上も空く(ISPSハンダマッチプレー1、2回戦を除く)。その間、今大会のようなツアー外競技が全国各地で開催されている。「このような試合があることはありがたい。僕も協力できることはうれしい」と片山は話した。次は札幌オープン(8月11~12日、北海道・札幌ベイGC)に参戦する予定。

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