復帰した片山晋呉
◆男子ゴルフツアー外競技 杜の都仙台チャリティープロアマトーナメント 最終日（３０日、宮城・杜の都ＧＣ＝７２３３ヤード、パー７２）
２日間のツアー外競技として行われ、最終組が前半を終了。首位と２打差の９位からスタートした片山晋呉（４５）＝イーグルポイントＧＣ＝が１０番まで３つスコアを伸ばし、首位と２打差の３位に浮上した。
片山は５月３０日の日本ツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦で招待客に不適切な対応をしたとして６月１５日にツアー出場の自粛を表明し、同２７日には日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）から制裁金３０万円と厳重注意の処分を受けた。その後、７月１６日に今大会の出場と、ＲＩＺＡＰ ＫＢＣオーガスタ（８月２３～２６日、福岡・芥屋ＧＣ）でツアー復帰することを明かした。日本ツアー選手権森ビル杯最終日（６月３日）以来、約３か月ぶりの実戦復帰ながら、ツアー通算３１勝の永久シード選手の実力を発揮している。２９日、第１ラウンドを終えた後には「プロとして人前でプレーできることは幸せです。それをかみしめた」としみじみと話していた。
地元の東北福祉大出身で開催コース所属の松本将汰（２３）が通算６アンダーで首位。同じく東北福祉大出身で先々週の全英オープンで５１位だった池田勇太（３２）＝フリー＝が片山と並び２打差の２位。選手会長の石川遼（２６）＝カシオ＝は１３番まで消化し、通算１アンダーで１１位。