福田真未、大会新通算15アンダーで今季初V


大会新となる通算15アンダーで優勝を決め、笑顔で万歳をする福田真未(カメラ・酒井 悠一)

大会新となる通算15アンダーで優勝を決め、笑顔で万歳をする福田真未(カメラ・酒井 悠一)

 ◆女子プロゴルフツアー 北海道meijiカップ最終日(5日、北海道・札幌国際CC島松C)

 3打差の単独首位で出た福田真未(26)=えんホールディングス=が5バーディー、1ボギーの68で回り、大会記録を7年ぶりに1打更新する通算15アンダーで今季初優勝。6月に婚約した比嘉真美子(24)と大相撲の幕内・勢(31)の「自称キューピッド」が、昨年11月以来の通算2勝目をつかんだ。

 メジャーで活躍する比嘉の“姉貴分”が、北の大地で強さを見せつけた。福田真はショット、パットともに抜群の安定感で一度も首位を譲らず逃げ切った。2位に2打差で迎えた16番で6メートルのバーディーパットを決めると、勝利を確信してガッツポーズ。「最終組でスコアを伸ばして優勝できたので、成長できたかな」。涙を流した初優勝時とは違い、柔らかな笑みを浮かべた。

 福岡出身で、比嘉とは同じ九州のジュニア大会で知り合って以来の仲良し。通っていたジムが偶然一緒で、同じトレーナーに師事したことから勢とも知り合った。比嘉と3人で食事をしたことから交際に発展していったという。「自称キューピッドです。2人はいい関係でうらやましいですよね。私にも誰か、いい人いませんか」と笑った。比嘉は今週、全英リコー女子オープンで優勝争いを展開。「すごい。刺激受けまくりです」と目尻を下げた。

 13年の日本女子プロでツアー初の1ケタ順位となる6位に入るなど、北海道は大好きな場所だ。「今週はジンギスカンもおいしかった。来年は海外ツアーにも出てみたい」と初の海外メジャーにも意欲を見せた。比嘉とともに“勢い”づき、世界舞台での活躍を思い描いた。(榎本 友一)

最新のカテゴリー記事