川村昌弘、欧州ツアー予選会挑戦!「稼いでいきたい」


13番で第2打を放つ川村昌弘

13番で第2打を放つ川村昌弘

 ◆男子プロゴルフツアー RIZAP・KBCオーガスタ 第1日(23日、福岡・芥屋GC)

 ツアー1勝の川村昌弘(25)=antenna=が7バーディー、2ボギーの5アンダー、67をマーク。首位の金庚泰(31)=新韓銀行=と2打差の5位と好スタートを切った。7月に初出場した全英オープン後、7日間で7か国を回るなど世界40か国以上でプレー経験のある“旅人ゴルファー”は、来季の出場権をかけた11月の欧州ツアー予選会挑戦を明言。旅費を稼ぐために、好調なティーショットを武器に約5年ぶりの2勝目を目指す。

 真夏日の福岡で海外志向の強い25歳が、バーディーラッシュでギャラリーを熱くした。川村が安定したティーショットを軸に、今季自己最多に並ぶ7バーディーを量産した。「ティーショットが良かったですね」と頬を緩めた。

 契約するタイトリスト社の新ドライバーを実戦初投入。「めっちゃいい。飛距離も飛んでますね」。377ヤードの14番は、第1打を320ヤード超えのビッグドライブ。第2打をベタピンにつけてバーディーを奪った。

 7月のメジャー、全英オープンに初出場して39位と健闘した。その後、オランダ、ドイツ、ルクセンブルク、ベルギー、マレーシア、シンガポールを回ってリフレッシュ旅。「7日間で毎日違う国にいました。高校の後輩と列車で移動して、食べて、ゆっくり寝て、次の国に行くみたいな。ビールしか飲んでないです」と笑い飛ばした。アジアンツアーに参戦するなど海外志向が強く、欧州ツアー予選会挑戦を明言。「またお金がかかるので稼いでいきたい」。優勝賞金を渡航費に充てる。(榎本 友一)

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