熱中症の石川遼 1つ伸ばしてハーフターン


3番、ティーショットを放つ石川遼

3番、ティーショットを放つ石川遼

 ◆男子プロゴルフツアーRIZAP・KBCオーガスタ 第3日(25日、福岡・芥屋GC、7151ヤード=パー72

 蒸し暑さの中、前日24日に病院で「熱中症」と診断された2016年大会覇者の石川遼選手会長(26)=カシオ=が第1組でスタートし、前半9ホールを1つ伸ばしてターンした。

 午前7時過ぎにコース入り。練習を一通りこなして、雨のあがった午前8時50分にティーオフ。氷のうと日傘を手にプレーを続けた。203ヤードの3番パー3で、アイアンでの第1打をグリーン左奥のラフへ。得意のロブショットで15ヤードから1メートルへ寄せるも、カップ左へ外してボギーが先行した。

 377ヤードの7番パー4は、ドライバーで左ラフへ。アイアンでの第2打を1メートルにつけて初バーディーを奪うと「遼ちゃん、頑張って~!」と男性ギャラリーから大きな声援が飛んだ。

 続く165ヤードの8番パー3でも、好ショットでスコアを伸ばした。アイアンでのティーショットを、ピン手前1メートルにつけてバーディー。大勢のギャラリーから大きな拍手を浴びた。

 前日の第2ラウンド後「やるんだったら、優勝を目指すことしか考えていない」と話していた石川。2008年のプロ転向後、一度も棄権のない、自己管理を徹底する不屈の男はファンを大切にし、ただ上だけを見据えて汗を流し続けている。

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