10月に50歳の深堀圭一郎が16強 7日連続123ホール「疲れていますよ」苦笑い


黄重坤(左)を破り、16強入りした深堀圭一郎

黄重坤(左)を破り、16強入りした深堀圭一郎

 ◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダマッチプレー選手権第4日(5日、埼玉・鳩山CC、7115ヤード=パー72)

 3回戦16試合が行われ、ツアー通算8勝の深堀圭一郎(49)=フォーラムエンジニアリング=が、黄重坤(26)=韓国=を4&3で下して16強入り。優勝ならマッチプレー形式の大会では昨年の片山晋呉(44歳)を更新し史上最年長記録となる。片山は藤島征次(33)=ロイズコーポレーション=に3&2で敗退。地元・埼玉出身で賞金ランク1位の今平周吾(25)=フリー=は星野英正(40)=フリー=に5&4で完勝した。

 気温30度超えの埼玉を、大ベテランの積極プレーがさらに熱くした。深堀はショット、パットともにさえて1イーグル、5バーディーで23歳年下の実力者を圧倒した。「先週から(練習を含め)10日連続のゴルフです。疲れていますよ」と苦笑いした。

 2番で2・5メートルを沈めて初バーディー。「良い感じ」と勢いに乗ると、513ヤードの5番パー5はピン右6メートルへ2オンするイーグルで流れをつかんだ。両肘痛もあって2年連続で賞金シードを逃し、今季は4戦目だが「タッチが合った」と経験を武器にバミューダ芝のグリーンにも対応した。

 前週はフジサンケイクラシック、3~4日は日本オープン最終予選と、この日で7日連続の競技となり計123ホール。11位で日本オープンの出場権も獲得し「新しい階段を少し上り始めた期待感はある」と端正なマスクを崩した。疲労回復のため睡眠や体のケアを徹底。10月には50歳となり、シニアツアーにも参戦予定だ。「レギュラーでどれだけやり遂げられるか」。残り4日間勝ち進んで05年以来の優勝に挑む。(榎本 友一)

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