松山英樹、64で首位と3打差の3位に浮上 9割超のパーオン率は1位タイ


 ◆米男子プロゴルフツアー プレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権第2日(7日、米ペンシルベニア州アロニミンクGC)

 12位スタートの松山英樹(26)=LEXUS=は7バーディー、1ボギーの64と伸ばし、通算10アンダーで首位と3打差の3位に浮上した。64で回ったザンダー・シャウフェレ(24)=米国=が13アンダーでトップ。首位スタートのタイガー・ウッズ(42)=米国=は70と伸ばせず、8アンダー12位に後退した。

 序盤からバーディーを重ねた松山が首位との差を1つ縮め、12位から3位に急浮上した。昨年8月のブリヂストン招待以来の優勝へ大きく前進。「手応えはあまりない」と、ショットの自己評価は相変わらず辛いが、パーオンできなかったホールは2日間で3度だけ。9割超のパーオン率は1位タイだ。

 序盤の11番パー4で第2打を30センチにピタリとつけてバーディーを奪うと、その後はチャンスを着実にものにし、最終9番パー5は5メートルのバーディーパットを沈めた。今季最高の4位に入った前週は4日間で決めたパットの総距離がトップで、今週も2日間で14位と好調。「パットも感触は良くない。それでも入ってくれている」。不満を抱きながらも好位置につけ、初めてのコースに「合っているのかもしれない」と話す。

 2017年8月のブリヂストン招待以来の6勝目へ期待が膨らむ。「100%、ミスなく打っている人はいない。残り2日間もうまくやれれば」と、静かな闘志をのぞかせた。

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