松山英樹、スコア伸ばすも7位後退「ピタッとくるものがなかった」


 ◆米男子プロゴルフツアー プレーオフ第3戦 BMW選手権第3日(8日、米ペンシルベニア州アロニミンクGC)

 首位と3打差の3位から出た松山英樹(26)=LEXUS=は4バーディー、1ボギーの67と3つスコアを伸ばしたが、通算13アンダーで首位と4打差の7位に後退した。ジャスティン・ローズ(38)=英国=が64をマークし、通算17アンダーでトップに立った。1打差の2位にロリー・マキロイ(29)=英国=とザンダー・シャウフェレ(24)=米国=が続く。66で回ったタイガー・ウッズ(42)=米国=は通算12アンダーで12位から11位に浮上した。

 松山は安定したショットを続けながらも「いまいち、ピタッとくるものがなかった」と表情はさえない。67のスコアには「頑張った方」と振り返ったが、チャンスを逃す場面も多かった。

 2、3番は4メートルのバーディーチャンスを決められず、4番の8メートルのバーディーパットがわずかに外れると天を仰いだ。後半も12番の3メートルのパットがカップ手前で切れると膝を落とし悔しがり「自分の状態がそのまま出ている」と嘆いた。

 スコアを3つ伸ばしながらも順位が下がる。それが米ツアーのトップレベルの戦い。首位とは4打差。「伸ばしていけば(勝つ)チャンスがなくもない数字。頑張りたい」と最終日を見据えた。

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