丸山奨王、中島啓太、金谷拓実らが猛暑の中で2枚のメジャー切符を目指して最終調整


セントーサGCニュータンジョンCで最終調整した丸山奨王

セントーサGCニュータンジョンCで最終調整した丸山奨王

  ◆男子ゴルフアジア・パシフィック アマチュア選手権<公式練習日> (3日、シンガポール・セントーサGCニュータンジョンC=6847ヤード、パー70)

 日米ツアー通算13勝の丸山茂樹(49)の長男・奨王(しょうおう、18)=米カリフォルニア大ロサンゼルス校1年=、アジア大会男子個人&男子団体2冠の中島啓太(18)=代々木高3年=、9月の世界アマ2位の金谷拓実(18)=東北福祉大2年=ら日本勢6人は、午前8時30分(日本時間同9時30分)から、2組に分かれて18ホールの練習ラウンドで最終調整した。気温30度を越える蒸し暑さの中、グリーン周りを入念に確認して回った。

 2年連続出場の丸山は、昨年大会は初日を4アンダー、67で回って4打差2位と好発進した。だが風邪による38度の発熱で3日目に76と崩れて19位だった。「昨年は3日目に体調を崩してしまったので、今年はもっといい成績を出せたら。ショットが良ければ、自分もいいスコアを出せると思う」とフェアウェーが広く、伸ばし合いの展開が予想される炎天下での戦いを見据えた。

 同じく2年連続出場の中島は、アジア大会王者として大会や他国メディアからの注目度も高い。「ここまで良い準備が出来ていると思います。コースマネジメントを考えながらやりたい。セカンドショットをしっかり気を付けて攻めたい。マスターズと全英切符は意識しないといえば嘘になるが、なるべく意識しないようにしてやっていきたい」と淡々と話した。

 金谷は「このコースは初めて。傾斜がきつくてグリーン周りが難しい。いい位置からセカンドを狙えるようにしたいですね。優勝できるように頑張ります」と10、11年大会を制した東北福祉大の先輩・松山英樹以来の日本人優勝へ意欲をたぎらせていた。

 今大会優勝者には来年4月のメジャー、マスターズ(米オーガスタナショナルGC)と同7月の全英オープン(アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)出場権が与えられる。2位は全英オープン最終予選会出場権を得る。

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