17歳・高久みなみ、7バーディー4位 日本人5人目アマV見えた


18番、キャディーを務めた父・幸夫さんとラインを読む高久みなみ

18番、キャディーを務めた父・幸夫さんとラインを読む高久みなみ

 ◆女子プロゴルフツアー 樋口久子三菱電機レディス第2日(27日、埼玉・武蔵丘GC)

 アマチュアの高久みなみ(17)=茨城・明秀学園日立高3年=がこの日最多の7バーディー(3ボギー)を量産し68。通算7アンダーで首位と3打差4位につけた。地元・福島では幼少時から注目された3姉妹の末っ子が、日本人5人目のアマ優勝を目指す。67で10アンダーとした三ケ島かな(22)=ランテック=が首位を守った。

 ゴルフ一家で育った2000年生まれのミレニアム世代・高久が集中力を発揮した。14番で2メートルを沈めると、18番パー5は持ち前の飛距離を生かし6メートルに2オンして楽々バーディー。終盤5ホールでスコアを4つ伸ばし、3打差4位につけた。「自分でもびっくり。(14番以降は)流れで取っていけた」と声を弾ませた。

 長姉・あずさ(23、東北福祉大卒)はツアー出場を目指し予選会を受験中。次姉・ゆうな(21、東北福祉大4年)は8月の日本学生選手権女王だ。キャディーの父・幸夫さん(47)は4年前に公務員を辞め、男子ツアーが開催されるグランディ那須白河GCの支配人となり、14年東北ミッドアマ優勝の腕前を持つ。

 父が「3人の中でも別格」と話すみなみは大学に行かず、来年のプロ合格を目指す。現在は茨城の高校に通い、毎日練習場まで坂道を30分間走って体力を鍛える。25日のドラフト会議で巨人に2位指名された増田陸内野手は同級生で「頑張ってほしい」と、共にプロの舞台で活躍を志す。日本人のアマVなら16年日本女子オープンの畑岡奈紗以来5人目。「楽しく笑顔で最後までプレーできれば」と無欲で臨む。(岩原 正幸)

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