三ケ島かな、ラウンド中の笑顔は大坂なおみからヒント


ホールアウトし、辻梨恵と握手する単独首位の三ケ島かな(左)

ホールアウトし、辻梨恵と握手する単独首位の三ケ島かな(左)

 ◆女子プロゴルフツアー 樋口久子三菱電機レディス第2日(27日、埼玉・武蔵丘GC=6585ヤード、パー72)

 ツアー本格参戦3年目で、1打差首位から出た三ケ島かな(22)=ランテック=は5バーディー、ボギーなしの67で通算10アンダー。後続との差を2打に広げ、初優勝に王手を掛けた。

 得意な高速グリーンで16番までに4個のバーディーを重ねると、18番パー5では91ヤードからの3打目を1メートルにつけるバーディーを奪い、笑顔でホールアウトした。「スタート時は今日どうなるか、と思ったけど、3番でバーディーが来て、気にせず回ることができた。ノーボギーなので90点はあげたい」とうなずいた。

 昨年6月のアース・モンダミンカップの2位など上位に顔を出すが、勝利にはなかなか届かない。今季は8月以降に3位が2度あった。全米オープンで優勝した女子テニスの大坂なおみ(21)がミスを笑って流していたことをトレーナーら周囲から聞き、「できるだけ笑おう。次の結果が違うので続けていこうと思う」と心掛けた。

 最終日を首位で迎えるのは初めてだ。「後ろを見ずに前だけを見ていきたい。万年3位と言われないように」と、スマイルを見せながら完全優勝を誓った。

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