昨季賞金女王、鈴木愛がまさかのシャンク 優勝争いから脱落


優勝争いから脱落した鈴木愛

優勝争いから脱落した鈴木愛

 ◆女子プロゴルフツアー伊藤園レディス 第2日(10日、千葉・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)

 首位と2打差の3位からスタートした昨季賞金女王の鈴木愛(24)=セールスフォース=が最終18番の第2打で「ハーフシャンク」のまさかのミスでボギーをたたくなど、71と伸び悩み、6打差10位に後退。優勝争いから脱落した。首位は通算11アンダーとした美人プロ松田鈴英(れい、20)=ニトリ=。1打差2位は今季2勝を挙げている韓国の黄アルム(31)=フリー=。さらに1打差の3位に永井花奈(21)=デンソー=らが続く。今大会を勝てば4年ぶり4度目の賞金女王が確定する韓国のアン・ソンジュ(31)=モスバーガー=は3打差5位につける。

 ツアー最高レベルの技術を持つ鈴木が信じられないようなミスを犯した。18番パー4。フェアウェーから6アイアンで放った第2打は右サイドのギャラリーロープの外まで曲がった。「ハーフシャンクです。はぁ~」とため息をついた。

 前半終了時点では首位と1打差まで詰め寄ったが、後半に失速。チャンスホールの15番パー5では残り73ヤードの第3打を左奥の池に入れてダブルボギーをたたいた。「何であんなにデカかったのかな」と首をかしげた。前半は2つスコアを伸ばしたが、後半は1つスコアを落として10位に後退した。

 現在、鈴木は賞金ランク3位。女王争いで3878万円の大差をつけられているランクトップのアン・ソンジュは3打差5位につけている。大逆転で2年連続の戴冠(たいかん)は正念場を迎えた。

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