【日本S】石川遼、2年ぶり出場「まずは初日に集中」好スタート誓う


18番グリーンでパット練習する石川

18番グリーンでパット練習する石川

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ(29日から4日間、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 男子プロゴルフツアーの今季最終戦、日本シリーズJTカップは29日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で行われる。6年連続6度目出場の小平智(29)=Admiral=は27日、9ホールの練習ラウンドで調整。石川遼(27)=カシオ=とは今季6ラウンド目の同組対決となった。

 ギリギリ30番手で2年ぶりの出場を決めた選手会長は、しっかりと気持ちを切り替えていた。石川は午前10時にコース入りし、10番から9ホールを練習ラウンド。410ヤードの16番パー4では、第2打を右下1メートルにつけてバーディー。「この舞台に来れたので、ここからは全員イーブンパーからのスタート。普段の試合と変わらず、まずは初日に集中してやるだけです」と好スタートを誓った。

 29日の第1ラウンドは小平と同組だ。「すごい楽しみです。今回は偶然ですからすごいうれしいですね」と心待ちにした。各ホールともグリーン周りのアプローチ、パットを入念に確認。「今年はグリーンが硬い。天候も良いですし、例年よりも難しいんじゃないですか。ここは速いグリーンになると一気に難しくなる」と鮮やかな深緑のツアー屈指の高速グリーンを警戒した。

 過去9度の出場で、6度の1ケタ順位とコースとの相性は良い。優勝した15年大会は、初日68の9位発進で2日目に首位に立って逃げ切った。「思い切ったプレーをしたい。ぜひ大会2勝目を目指して頑張りたいですね」と石川。16年8月以来の通算15勝目へと一気に駆け上がる。(榎本 友一)

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