【日本S】2位ノリス、逆転賞金王で10月誕生の第1子長男に「クリスマスプレゼント」


JTカップを挟んで165センチの今平周吾(右)は、同組で賞金王を争う188センチのS・ノリスから身長差を比べられ苦笑い(カメラ・渡辺 了文)

JTカップを挟んで165センチの今平周吾(右)は、同組で賞金王を争う188センチのS・ノリスから身長差を比べられ苦笑い(カメラ・渡辺 了文)

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ(29~12月2日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 男子プロゴルフツアーの今季最終戦、日本シリーズJTカップは29日から4日間、東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で行われる。賞金王争いは2人に絞られ、ランク1位の今平周吾(26)=フリー=はプロアマ戦で好調ぶりをアピールし、同2位で南アフリカのショーン・ノリス(36)=JOYX=と初日から直接対決する。身長165センチの今平、188センチのノリス―。どちらが賞金王になっても、歴代最小と最長身となる。

 初の賞金王への条件が優勝のノリスは報道陣から求められた撮影で、ライバルの頭をビッグな手のひらでつかむパフォーマンスを見せた。サイズの差はまさに一目瞭然。しかし、南アフリカ出身の巨漢は「ゴルフに身長差は関係ないね。シュウゴ(今平)はショットもショートゲームも非常に優秀。賞金ランクのトップにいること自体に驚きはない」と油断はなかった。

 大きな体を生かし、南アフリカでは中学生までゴルフと並行してラグビーも。ポジションはフランカーとFBだったといい、「ゴールキックが得意だったね」と大きな足で空を切った。

 7月の全英オープンではメジャー14勝のタイガー・ウッズ(米国)との同組も経験。「史上最高の選手から多くを学んだ。様々な状況に対するアプローチとか。その経験がコースの見方、攻め方に役立っている」

 昨年2位だったコースとの相性は「非常にいい。調子もノリノリだ」。10月23日に第1子の長男が誕生。6週間ぶりの帰国へ「優勝してクリスマスプレゼントにしたいね」と語った。(小河原 俊哉)

 ◆日本シリーズJTカップで勝った身長180センチ以上の選手 73年のツアー制施行後では10人いる。尾崎将司(181センチ、74、77、80、95、96年)、青木功(180センチ、78、79、83、87年)、羽川豊(180センチ、81年)、中嶋常幸(180センチ、82、93年)、尾崎健夫(181センチ、85年)、大町昭義(185センチ、89年)、佐々木久行(185センチ、94年)と日本勢は7人。海外勢はポール・シーハン(豪州、186センチ、04年)、ジーブ・ミルカ・シン(インド、183センチ、06、08年)、ブレンダン・ジョーンズ(豪州、185センチ、07年)で、最長身はシーハン。

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