【日本S】前年覇者の宮里優作、極小ヘッドドライバー「失敗でした」23位出遅れ


9番ティーショットを放つ宮里優作。初日は2オーバー23位だった

9番ティーショットを放つ宮里優作。初日は2オーバー23位だった

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ第1日(29日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 男子プロゴルフツアーの今季最終戦が開幕。前年覇者の宮里優作(38)=フリー=は、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72と苦戦し、首位と7打差の23位と出遅れた。前週の欧州ツアーから投入した体積260CCの極小ヘッドのドライバーで臨んだが、6番パー5で左に大OBを放つなど不調。「失敗でした」と潔く話した。昨年大会は最終日に62をたたき出し、優勝。「去年、よく62なんて出しましたよね。きょうの自分には信じられませんよ」と10打も悪いスコアに苦笑いした。

 宮里はホールアウト後、練習場に直行。父でコーチの優さん(72)に見守られながらスイングとクラブをチェックした。「きょうと明日朝の練習をみて、ドライバーの変更も考えます」と前年覇者のプライドをかけて、巻き返しを誓った。

 韓国のY・E・ヤン(46)=NOW ON=が1イーグル、6バーディー、3ボギーの65で回り、首位。今季、米ツアーで優勝した小平智(29)=Admiral=、初出場の出水田大二郎(25)=TOSS=、個性派スイングで注目度上昇中の韓国の崔虎星(45)=フリー=が1打差2位に続く。賞金ランクトップで初の賞金王に王手をかけている今平周吾(26)=フリー=、選手会長の石川遼(27)=カシオ=は68で3打差7位とまずまずのスタート。今平を逆転するためには優勝が絶対条件の南アフリカのショーン・ノリス(36)=JOYX=は75で29位と大きく出遅れた。

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