◆報知新聞社主催男子プロゴルフツアー今季最終戦日本シリーズJTカップ第2日(30日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)
2位からスタートした出水田大二郎(25)=TOSS=が4バーディー、4ボギーの72で回り、通算4アンダーで2位をキープ。初出場ながら大健闘している。出水田を小学生時代に指導した女子プロ横峯さくらの父・良郎氏(58)は状況次第では最終日(2日)に応援に駆けつける考えを明かした。
首位からスタートした韓国のY・E・ヤン(46)=NOW ON=が通算8アンダーで首位をキープ。7位から出た選手会長の石川遼(27)=カシオ=が4打差2位に浮上。賞金ランクトップで初の賞金王に王手をかけている今平周吾(26)=フリー=、出水田と同じく初出場の星野陸也(22)=フリー=も2位につけている。
183センチ、83キロと恵まれた体を持つ出水田が高い潜在能力を証明するゴルフで2位をキープした。2番パー3ではホールインワンに迫るスーパーショット。その一方、17番パー5では2オンに成功しながら3パットでパー止まり。「1番でボギーをたたいた後、すぐに2番でバーディーを取り戻せたことはよかった。17番の第2打は乗せた位置が悪かった。いい面も悪い面も多かった」。4バーディー、4ボギーの出入りの激しいゴルフを冷静に振り返った。
鹿児島・鹿屋市出身。9歳の時、日本女子プロゴルフツアー23勝の横峯さくらの父・良郎氏が主宰する「めだかクラブ」でゴルフを始めた。この日、鹿屋市で出水田の活躍を聞いた良郎氏は「大したもんだ。あの難しい東京よみうりCCでよく頑張っている。最終日に大二郎が優勝争いをする姿を見たい。第3日の成績次第では東京に飛んでいくよ」とうれしそうに話した。