【日本S】宮里優作「66」8位浮上…V争いなら藍さん応援も


1番でティーショットを右に曲げ声を上げる宮里優作

1番でティーショットを右に曲げ声を上げる宮里優作

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ第2日(30日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 13、17年大会王者・宮里優作(38)=フリー=は66でV字復活した。第1日に第1打を左OBでダブルボギーをたたいた6番パー5。前日の極小ヘッドから大型ヘッドのドライバーに持ち替え、315ヤード飛ばした。211ヤードの第2打は5アイアンでピン右奥4メートルに2オン。イーグルパットをねじ込んだ。「今日は攻めるしかなかった」。66で23位から6打差8位に浮上した。

 2位に6打差をつけて圧勝した昨年に比べれば、まだ本調子ではない。「去年はいい流れだった。太いレールの上に乗っていたが、今は細い糸のような感じ。いつ落ちてもおかしくない」と、独特の表現で説明した。2年連続3度目の大会制覇に向けては、「第3日にいいゴルフをしないと厳しい」と慎重。父でコーチの優さん(72)も、「今大会の目標はトップ10」と控えめだ。

 “起爆剤”は残っている。昨季限りで引退した元世界ランク1位で妹の藍さん(33)が、状況次第では週末に応援に来場する可能性があるという。13年大会も藍さんが会場に駆けつけ、兄の涙のツアー初優勝を見届けた。宮里家の感動ドラマ再現も期待される。(竹内 達朗)

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