【日本S】今平、自力賞金王圏内の「68」…恩師の前で2位


10番でティーショットを打つ今平

10番でティーショットを打つ今平

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ第2日(30日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 賞金ランク1位の今平が、恩師の激励も胸に2日連続の68をマークした。7位から自力で賞金王を決められる2位に浮上。「全体を通していいラウンドでした」と、うなずいた。

 埼玉・日高市でゴルフスクールに勤務する菅野(かんの)信之氏(76)がこの日、観戦。小2で本格的に競技を始めた今平に基礎を教え込んだ恩師だ。1時間半のレッスンを週2~3回行い、最初の40分は教材と映像で学び残り50分は実技。1年かけて40項目を習得し、高学年で全国大会に出るまでに成長した。「当時から、手打ちではなく体全体のターンで打っていた」と菅野氏。26歳でトッププロとなり「いい育ち方をしてくれた」と目を細めた。

 3人の3位タイ以上で賞金王が確定するが、今平は「多少(賞金王への)意識はありますけど、目の前の試合に集中する。優勝争いをできたらいいですね」。あくまでも優勝でタイトル獲得を狙う。(宮下 京香)

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