◆報知新聞社主催男子プロゴルフツアー今季最終戦日本シリーズJTカップ第3日(1日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)
2位で出た石川遼(27)=カシオ=はバーディーなし、1ボギーの71で通算3アンダーと伸ばせなかったが、首位に3打差5位の逆転圏内で最終日を迎える。
17番パー5は第2打をピン右上8メートルにつけたが、3パットでパー。「17番はバーディーを取りたかった。上から速いというのを警戒しきれていなかった」と振り返った。この日の最難関となった18番パー3(平均ストローク3・433)ではカップに背を向けて立ち、直角に曲がる2メートルのパーパットを沈めてみせた。「1打というのが本当に大きい。今日の17番の3パットを18番のパーでチャラととらえるのか、プラスにとらえれば、なんとかボギーにならずに済んだなという感じ。でも1打でも詰めたかった」と悔しがった。
今季最終戦は、首位から3打差までに10人がひしめく大混戦。「人数が絞られていない分、厳しい戦いになる。相当シビアな戦い」と覚悟した。日没まで練習グリーンでボールを転がし、最終日に備えた。