高3・山口すず夏、プロ転向 米ツアー登録「東京五輪への第一歩です」


プロへ転向する山口すず夏

プロへ転向する山口すず夏

 来季から米女子プロゴルフツアーに参戦する山口すず夏(18)=東京・共立女二高3年=がクリスマスにプロ転向手続きを済ませたことが26日、分かった。米国時間で25日を迎えた日本時間の同日午後2時すぎ、メールなどで米ツアーに登録を完了した。年明けに会見を開く予定だという。

 山口はスポーツ報知の取材に「(プロ宣言は)東京五輪への第一歩です。来年は優勝目指して頑張ります」とうれしそうに話した。女子高生でのプロ入りは、いずれもツアー優勝から即転向した2003年の宮里藍さん、16年の畑岡奈紗以来3人目となった。中学時代から知る米2勝の畑岡とは今月、WOWOWの番組収録で共演し、「来年はすずちゃんも(米ツアーに)加わるので、日本勢みんなで頑張りたい」と健闘を誓い合っていた。

 11月の最終予選会を36位で通過しており、一部の試合の出場権を持つ。来年2月のISPSハンダ女子オーストラリア・オープン(グランジGC)がプロ初戦となる。夢である20年東京五輪出場へ、日本人で世界ランク上位2人を目指す。

 ◆山口 すず夏(やまぐち・すずか)2000年8月2日、相模原市生まれ。18歳。父と兄の影響で7歳から競技を始める。15年の全米女子オープンに14歳で日本人海外メジャー最年少出場。17年全国高校選手権春季大会優勝。ツアー最高成績は17年ヨネックスレディスの9位。ドライバーの平均飛距離は250ヤード。得意クラブはパター。160センチ、55キロ。

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