4月に行われるゴルフの世界的な女子アマチュア大会「第1回オーガスタ・ナショナル女子アマ選手権」(同3~6日のうちの3日間、米ジョージア州オーガスタナショナルGCなど)に、日本からは安田祐香(兵庫・滝川二高)のみ出場する可能性が高いことが26日、分かった。当初は吉田優利(千葉・麗沢高)、西村優菜(大阪・大商大高)、古江彩佳(滝川二高、いずれも3年)を含む4人とみられていたが急転した。
スポーツ報知の取材によると、昨年12月の時点では日本ゴルフ協会から選手側に、主催者から後日招待状が届く旨が伝えられ、連絡先の求めに応じた。同21日に都内で行われたナショナルチーム慰労会後には、選手たちが報道陣に大会への意気込みを語っていた。だが、年明けになっても安田以外の3人には招待状が届かず、米国時間22日に主催者が発表した出場リスト(72人中66人)にも、安田の名前だけが記されていた。
大会は上位30人が決勝ラウンドで男子の海外メジャー・マスターズ前週に同じ名門オーガスタでプレーできる。同GCはかつて男性会員限定で、2012年にようやく女性会員が誕生した。優勝者には全米女子オープン、全英女子オープン出場権が付与される。この世代は今年、国内プロテスト(最終は11月)を控えるため、チャンスは“一生に一度”かもしれない。
主催者が発表していない6人は近日中に公表される見通し。日本勢もわずかに選出の可能性を残すが、出場者に占める米国人選手の割合が高いという事情もあり、状況は厳しい。出場を心待ちにしていた選手の周囲には困惑が広がっているという。