2季ぶりの4勝目を目指した野村敏京は3打差の5位。プロデビュー戦の女子高生・山口すず夏は22位


ISPSハンダ・ビックオープン最終日で笑顔を見せた野村敏京

ISPSハンダ・ビックオープン最終日で笑顔を見せた野村敏京

 ◆米女子プロゴルフツアー&オーストラリア女子ツアー共催 ISPSハンダ・ビックオープン第3日(9日、オーストラリア・サーティーンスビーチ・リンクス・ビーチコース)

 米ツアー3勝の野村敏京(26)=Qセルズ=が、3打差4位から逆転を目指したが1バーディー、3ボギーの74とスコアを伸ばせず、通算5アンダーの5位に終わった。

 強風の影響もあり、アイアンショットとパットで苦戦し、17年5月以来のツアー4勝目はならなかった。とはいえ、腰痛のため、昨年8月以来のツアー復帰戦で「トップ10に入れたことはうれしいです」と一定の手応えはつかんだ。次週は16年にツアー初優勝を飾った大会だ。「3年前なので、あまりコースのイメージが残っていないんですけど、同じリンクスコースなので集中していきたいです」と笑顔でコースを後にした。

 東京・共立女子第二高3年生で、プロデビュー戦の山口すず夏(18)=環境ステーション=は27位から出て5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算1アンダーの22位で、初陣を終えた。一時はスコアを4つ伸ばし、トップ10圏内まで浮上も、終盤2ホールでスコアを3つ落とした。「一打の重みがすごく感じます。これから一打、一打大切にしていきたい」とプロの厳しさをかみしめた。それでも初戦を振り返り「楽しかったですし、少しスコアは納得いかないですけど、収穫のある一週間になりました」と充実の笑みを浮かべた。

 参戦7年目の上原彩子(35)=モスバーガー=も15位で出て3バーディー、2ボギーの71で回り、3アンダーの11位で今季初戦を終えた。「すごく手応えもあるので今季は本当に楽しみ。早く初優勝できるように」と自信を口にした。2打差2位スタートのセリーヌ・ビュティエ(27)=フランス=が72で回り、通算8アンダーで逆転でツアー初優勝を飾った。

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