１８番、パーパットを決め笑顔を見せる熊谷
◆報知新聞社特別協力 女子プロゴルフツアー スタジオアリス女子オープン最終日（１４日、兵庫・花屋敷ＧＣよかわＣ）
甲府市出身の熊谷かほ（２３）＝ウッドストックＣＣ＝が、通算６アンダーの４位で大会を終えた。７番８番で連続ボギーを叩くも、続く９番では３メートル、１０番では１・５メートルの連続バーディーを冷静に決めて取り返した。「もったいないボギーがあったので、そこが悔しい」と振り返ったが、５バーディー、３ボギーの７０と大健闘。初の決勝ラウンド、初の上位、初の賞金と初めて尽くしの３日間を振り返り「最後から２組目で回れて貴重な経験ができてうれしい。楽しかったです」と笑顔を見せた。
これまで出場した１１戦は全て予選落ちで、今大会も初日は２３位スタートだった。それでも目を見てほほ笑まれると女性でもドキッとしてしまう美貌と、元フィギュア選手という異色の経歴を併せ持つ“シンデレラ”をおじさんファンたちは見逃すはずはなく、順位とともに注目度もぐんぐん上昇した。熊谷自身は「知名度はまだまだ」と謙遜するが、メディアへの露出はもちろん、サインを求めるファンの数も日ごとに増加。今大会で得た大きな自信を糧に、さらに階段を駆け上がっていく。（筒井 琴美）