◆女子プロゴルフツアー パナソニックレディース最終日(5日、千葉・浜野GC)
2打差7位から出た勝みなみ(20)=明治安田生命=が、逆転で令和初大会の女王に輝いた。7バーディー、2ボギーの67で回り、通算12アンダーで並んだ全美貞(韓国)とのプレーオフ(PO)を1ホール目で制し、昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来の通算3勝目(アマの1勝含む)。鹿児島市から応援に駆けつけた父・秀樹さん(49)の目前で初めて優勝を届け「こどもの日」に親孝行を成し遂げた。
5日の千葉・市原市の日没は、勝が優勝を決めた6分後の午後6時29分だった。日本女子プロゴルフ協会によると、POがもつれて続行不可能になった場合はコース側と協議の上、6日の一般営業と並行して18番で2人のPOを再開する可能性もあったという。
男子では、16年10月のツアーワールド・カップ(茨城・石岡GC)で、優勝した池田勇太が宋永漢(韓国)と一般営業の月曜にPOを行った例がある。女子では史上初の珍事になるところだったがギリギリで免れ、大会関係者は「1ホールで決まって良かった」と胸をなで下ろした。