◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアーワールド・レディス サロンパスカップ 第2日(10日、茨城・茨城GC東C、6560ヤード=パー72)
黄金世代で4月のフジサンケイレディス(静岡)で自己最高の2位に入った渋野日向子(20)=RSK山陽放送=がプロになって初のメジャーで躍動した。11位から出て、1イーグル、2バーディーの68をマーク。通算5アンダーの1打差2位に浮上した。「難しいコースなので、自分でもびっくり」と喜んだ。
前半7番から17番まで、11ホール連続パーと粘って迎えた最終18番パー5。フェアウェー左からの第2打の残り228ヤードを3番ウッドを使用して、2オン。ピン右手前4メートルのイーグルチャンスにつけた。9日までの平均パット数1・7612で1位の力を発揮し、スライスラインのパットをしっかり沈め、イーグル締め。「3パットしないようにと考えていた」と振り返った。
小学時代はゴルフと並行してソフトボールに打ち込んだ。小4からは投手を務め、打撃も打順の格となるクリーンアップを任された。現在もオフにはピッチングやバッティングに取り組んで、いいリフレッシュにもなっている。好きな選手は日本代表の上野由岐子投手(36)。「東京オリンピックの決勝は絶対見に行きたい」と話していた。
3月のアクサレディス(宮崎)では、同じ1998年度生まれの黄金世代・河本結(20)がツアー初優勝。前週のパナソニックレディース(千葉)では勝みなみ(20)が通算3勝目を飾った。黄金世代6人目のツアー初優勝にも期待がかかる。「チャンスがあれば、勝ちたい」と力を込めた。