国内男子プロゴルフツアーのメジャー初戦、日本ゴルフツアー選手権森ビル杯(6月6~9日、茨城・宍戸ヒルズCC西C)の大会概要記者発表会が14日、会場内で行われた。
海外メジャー、マスターズの開かれる米ジョージア州のオーガスタナショナルGCなど世界基準の難度を目指し、3ホールの改修が行われたことが発表された。
昨年からの改修によって全長は3ヤード伸びて7387ヤードに、パー71となった。ティーグラウンドが変わった5番は402ヤードのパー4、同じく10番パー4は485ヤードに変更。190ヤードのパー3の16番は、グリーンのアンジュレーションがきつくなった。
会見に出席した、ツアー通算48勝で日本ゴルフツアー機構の中嶋常幸・相談役(64)は「16番パー3は、プレーヤーズ選手権の開かれるTPCソーグラスの17番パー3や、オーガスタの16番パー3のように、ホールインワンもあれば、ダブルボギーもあるエキサイティングなホールにして頂けたら」と期待を込めた。
この日視察プレーした、昨年大会覇者・市原弘大(36)=フリー=も「印象がすごく変わった。ツアープレーヤーナンバー1を決める大会ですから、厳しいセッティングになることも楽しみにしている」と苦笑いで話した。
今年から大会優勝者は、米ツアーの世界選手権シリーズ、セントジュード・クラシック(7月25日開幕・TPCサウスウィンド)の出場権を獲得。大会後の賞金ランク1位者(有資格者の場合は繰り下がる)が海外メジャー、全英オープン(7月18日開幕・ロイヤルポートラッシュGC)の切符を手にする。