◆全米女子オープン メジャー第２戦 米女子プロゴルフツアー第２日（３１日、米サウスカロライナ州チャールストンＣＣ）
初出場では大会史上最少スコア６５で初日を回った比嘉真美子（２５）＝ＴＯＹＯ ＴＩＲＥＳ＝が４バーディー、４ボギーの７１で回り、通算６アンダーで単独首位を守った。雷雨による約２時間の中断にも集中を切らさず、再開直後に連続バーディーを奪い勢いをキープした。日本勢は出場１３人のうち６人が予選を通過した。
競技中断にも、比嘉の勢いは止まらなかった。１打差２位から追う展開で雷雨のため、現地午後４時４７分に中断。比嘉はクラブハウスで天候の回復を待った。１時間５８分後に後半４番の第３打、バーディーパットから再開した。約３メートルを何事もなかったかのように沈め、通算５アンダーで首位に並んだ。
続く５番も約４メートルを入れて連続バーディーで単独首位に返り咲いた。この日はパーオン率６１％と得意のショットで苦戦したが、暫定ながらリードを守り「本当に忍耐の一日だった。最初からサスペンデッドを想定していたので、１８ホール回れてラッキー」と息をついた。
１９７７年全米女子プロ選手権優勝の樋口久子以来、日本勢２人目のレギュラー海外メジャー制覇へ、残り２日。爆発力を秘める２５歳のショットメーカーは「コンディションを整えて、自分を信じてプレーするだけ」と気合を入れ直した。