米シニアゴルフのチャンピオンズツアーのマスターカード・ジャパン選手権は7日から3日間、千葉・成田GC(7151ヤード、パー72)で行われる。大会公式記者会見が5日、会場内で選手や大会関係者の計6人が出席して行われた。
冒頭で、チャンピオンズツアープレジデントのミラー・ブラディ氏は「素晴らしい1週間になると思う。全世界的なゴルフの発展にも非常に有効だと思う。8日の土曜日には、若手に向けてユースゴルフクリニックも開きます。来年は(米ツアー3勝の)丸山茂樹が50歳を控えているので、参戦があることでしょう」とあいさつした。
マスターカード日本地区社長のナンダン・マー氏も「(今回参加する68選手の総優勝回数は350勝を超える)これだけの名だたるレジェンド選手が参加して、日本で試合を開けることを非常にうれしく思っております」などとあいさつ。
前回、日本開催した17年大会覇者のコリン・モンゴメリー(55)=英国=は「パイオニアとなるイベントだった。とても素晴らしいコースで、今回またプレー出来ることを大変うれしく、光栄に思う。コースは最良の仕上がりでとても楽しみにしております」とマイクを握った。
メジャー8勝のトム・ワトソン(69)=米国=は「日本に戻ってこられて、大変うれしく思っております。日本には倉本昌弘さんら素晴らしい友人がたくさん居る。私は、ゴルフと同じように日本のことを大事に思っています」と話した。
日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(63)は「まずは、チャンピオンズツアーを間近で見られる機会を設けて頂き、お礼を言いたいです。日本のゴルフ界を、しっかりこの機会を利用して盛り上げていきたい。多くのギャラリーに来て頂き、多くの方にテレビで見て頂けたら」と力を込めた。
この日のプロアマ戦にも出場した、マスターカードアンバサダーで、元ラグビーニュージーランド代表主将のリッチー・マコウ氏(38)も出席。ワトソンと同組でプロアマ戦を回り「とても光栄で、プライスレスな経験をさせて頂いた。9、10月にはラグビーW杯も日本で行われる。ニュージーランド代表の試合を見てみたいし、プライスレスな大会になることを楽しみにしている。6か国くらいは勝つチャンスがあると思うが、やはりニュージーランドに期待したい」と話した。
これに対し、ワトソンは「私にとっても素晴らしい日になった。ゴルフが一番グレートなスポーツだとわかったんだ。何がって? 私がマコウと一緒にラグビーをできるかといったら、できませんよね。私はラグビーのW杯に出ようとは考えていませんので」と会場の笑いを誘った。
日本開催大会連覇を狙うモンゴメリーも「連覇への自信? スコットランドがラグビーで勝つのと同じくらい自信を持っているよ。W杯ではスコットランド人が大挙してやってきて、日本のスタジアムを埋めると思うよ」と笑顔で続いた。「勝つことはとても難しくなってきている。でも、いい記憶は残っているし、パターの感触も良い。チャンスはあると思う」と日本開催大会連覇へ闘志を燃やしていた。