◆男子プロゴルフツアー・メジャー第1戦 日本ツアー選手権森ビル杯(6~9日、茨城・宍戸ヒルズCC=7387ヤード、パー71)
腰痛から4戦ぶりに復帰するツアー通算14勝の石川遼(27)=カシオ=は5日、プロアマ戦で最終調整した。「ここで4日間続けてやっても大丈夫な状態」とうなずいた。5月上旬の中日クラウンズ(棄権)以来のツアーで「この1か月、試合に出られなかったのは申し訳ないけど、そうなったからには、この復帰する試合を目指してイメージをしてきた」と気持ちを高ぶらせた。
治療の傍ら、でん部や太もも裏の筋肉を強化。36ホールを回った日もあり「技術面では復帰ラインに届いていないが、腰をこれだけ使ってもいいんだというふうにスイングが変わってきた」と明るい表情を見せた。
なお、日本ゴルフツアー機構(JGTO)はこの日、ギャラリーサービスの一環で今大会はエリア限定ながらプレー中の写真、動画撮影が可能となったことを発表。ツアー初の試みだという。
通常、シャッター音が選手のプレーに影響するため、国内のツアー大会では撮影が禁止されているが、今回は17番(パー4)の第2打地点からグリーンに向かう間に設けたエリアで解禁となる。中島和也ツアーディレクターは「選手との距離もそこそこあり、グリーンとの距離もあるのでシャッター音は気にならないと思う」と話した。