山下美夢有“ひつまぶしパワー”68「おいしくて力に」 日本女子1差2位浮上


68と今大会初めてアンダーパーで回った女子の山下(大会提供)

68と今大会初めてアンダーパーで回った女子の山下(大会提供)

 ◆報知新聞社後援 2019トヨタジュニアゴルフ ワールドカップ第2日(19日、愛知・中京GC石野C=女子6130ヤード・パー72)

 団体戦連覇を目指す日本女子が首位の米国と1打差の2位に浮上した。3人全員がアンダーパーで回り、最年長の山下美夢有(みゆう、17)=大阪桐蔭高3年=が68。前夜に食べた“ひつまぶしパワー”で優勝に望みをつないだ。2位で出た日本男子はエース・久常涼(16)=作陽高2年=が66と伸ばしたが、首位の南アフリカと6打差の3位に後退した。

 唯一の3年生、山下がひつまぶし効果でスコアもうなぎ登りに上昇した。14番パー4では残り80ヤードからピン奥30センチにつけバーディーなど、5バーディー(1ボギー)でチームの2位浮上に大きく貢献。前夜はチームメートらとともに名古屋市内で名物のひつまぶしを堪能し「うなぎは大好き。おいしくて力になりました」と満面の笑みだ。

 大阪桐蔭高では全国V経験のある野球部やラグビー部と同じ「3類」に所属。今年1月に行われた高校ラグビー決勝戦は花園で日本一の瞬間を見届け「すごかった」と感動した。同い年で優勝メンバーのフランカー奥井章仁らの活躍に「奥井くんは先輩にも自分の意見を言えるし、努力している。私も頑張らないと」と刺激を受けた。母校の仲間に負けじと「攻めていけるところは攻めていく」と優勝へ突き進む。(筒井 琴美)

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