◇報知新聞社後援 2019トヨタジュニアゴルフ ワールドカップ 最終日(21日、愛知・中京GC石野C(男子6843ヤード・パー71、女子6130ヤード・パー72)
日本男子は最終日にスコアを伸ばせず、通算30アンダーで首位の南アフリカと11打差の2位に終わった。3日連続で60台だった杉浦悠太(17)=福井工大福井高3年=が71とスコアを伸ばせず「全然うまくいかなくて…。ちょっとしたミスでのボギーが2ホール続いて、気持ち的にも流れが悪いままだった」と序盤の2、3番での連続ボギーを悔やんだ。
70でこの日チーム唯一のアンダーで回った2年連続出場の久常涼(16)=作陽高2年=は「チームを引っ張ってく存在になろうと思ったけど、気持ちが入りすぎて空回りしてしまった。団体戦はチーム一丸となってプレーしないといけない。この試合で多くのことを学べて、すごい成長できた」と大会を振り返った。今大会では日本男子も第3日に16アンダーと好スコアをたたき出すなど奮闘したが、首位を走る南アフリカの勢いを止めることができなかった。
久常を筆頭にメンバーたちは大会期間中、積極的に海外の選手との交流を楽しんだ。交流の舞台は主に宿舎に設けられた卓球場。そこに各国の選手が集まり、連日卓球をしてリフレッシュしていたそうだ。昨年は1年生だったこともあり、あまり海外の選手と仲良くなれなかったという久常も「多くの友達ができたのは、この大会のおかげ。ここで出会えた仲間と交流を続けて、これからも頑張っていきたい」とうれしそうに話した。
自身の英語力については「だめだめイングリッシュです」と自虐しつつも、今大会で仲良くなり、女子個人の部で優勝を飾ったオーストラリアのキャシー・ポーターに、流ちょうな英語でお祝いを伝えるなど積極的な姿勢は貫いた。来年も出場のチャンスがあり「必ず出たい。友達ができたのは良い経験。来年はもっとみんなと仲良くなって、楽しみながら優勝を目指したい」と意気込んだ。