舘英樹、逆転Vで史上初2冠「100点満点です」


トータル4オーバーで優勝した舘英樹

トータル4オーバーで優勝した舘英樹

 ◆第8回報知シニアアマゴルフ選手権最終日(21日・兵庫・小野東洋GC)

 首位に2打差でスタートした舘英樹(55)=富士カントリー笠間=が、1バーディー、2ボギーの73で回り、通算4オーバーで逆転優勝を飾った。第44回報知アマゴルフ選手権覇者がシニア大会を制し、史上初の2冠を達成。ハワイ州アマゴルフ選手権の出場権を獲得した。

 舘はウィニングパットを決めると、右手で力強くガッツポーズした。「自分なりに100点満点です」。35歳から本格的に競技ゴルフを始め、41歳で第44回報知アマゴルフ選手権優勝。史上初の2冠達成に「報知アマは全国レベルで初めて優勝した大会。そこから全国で勝てるようになったので、思い出に残っています」と胸を張った。

 勝利をたぐり寄せたのは16番パー4だった。残り168ヤードを6番アイアンでピン左横1メートルにピタリ。「前半からショットは良かったけど、3パットが2回あったので2オン、寄せワンを意識しました」とバーディーを奪い、トップに追いついた。

 刺激になったのは、専修大の先輩で、昨年の覇者・田代猛(63)=東名厚木=の存在だった。「昨年、この大会で優勝された記事を見て、55歳になった今年、チャレンジしたいと思って参加しました」。チャンピオンブレザーに袖を通すと、笑みがこぼれた。

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