日本男子「空回り」スコア伸ばせず11差2位


チームで唯一のアンダーとなる70で回った久常涼(大会提供

チームで唯一のアンダーとなる70で回った久常涼(大会提供

 ◆報知新聞社後援 2019トヨタジュニア ゴルフ ワールドカップ最終日(21日、愛知・中京GC石野C)

 日本女子が通算18アンダーで2位のメキシコに3打差をつけ、団体戦2連覇を果たした。最年少15歳の梶谷翼(滝川二高1年)が右手首痛にも負けず、68とスコアを伸ばして貢献。学年、学校も違う3人を最年長17歳の山下美夢有(大阪桐蔭高3年)がまとめ上げ、前日からの首位の座を守り抜いた。男子は2年連続出場の久常涼(16)=作陽高2年=が唯一のアンダーパーで70と全体的にスコアを伸ばせず、首位の南アフリカと11打差の2位に終わった。

 世界の壁は高かった。南アフリカに独走を許す結果に久常は「チームを引っ張っていこうと気持ちが入りすぎて空回りしてしまった」と振り返った。3日間60台だった杉浦悠太(17)=福井工大福井高3年=も71と伸ばせず「ボギーが先行して思うようにいかなかった」と肩を落とした。男女アベックVは逃したが、メンバーは積極的に海外の選手と交流。久常は「友達ができたのは良い経験。来年も必ず出たい」と意気込んだ。

最新のカテゴリー記事