高橋彩華、67で自身初の首位…パット復調で「心の余裕ができた」


7番ティーショットを放つ高橋彩華

7番ティーショットを放つ高橋彩華

 ◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス第1日(21日、千葉・袖ケ浦CC新袖C)

 昨年の最終予選会28位の資格で出場する高橋彩華(さやか、20)=フリー=が6バーディー、1ボギーの67で自身初の首位に立った。新潟・開志国際高3年時の2016年日本女子アマ覇者が不調を脱し、1998年生まれの黄金世代で8人目のツアー優勝を狙う。比嘉真美子(25)=TOYO TIRE=は婚約中の大相撲の十両・勢(32)=伊勢ノ海=が見守る中、71で20位発進。

 3年前の日本女子アマで2位・畑岡奈紗を3打差で退けた逸材がツアー初の首位に立った。高橋は「パットが良くなり、心の余裕ができて、ショットも良くなった」とうなずいた。黄金世代では畑岡、勝みなみ、新垣比菜、大里桃子、河本結、渋野日向子、原英莉花に続く8人目の優勝が見えた。

 17年7月のプロテストでは重圧に押され、不合格で涙を流した。昨年、2度目の挑戦で合格したが、ツアー29戦出場で賞金ランク92位と苦戦した。「ずっとパットで悩んでいた」。チャンスについても入らない悪循環でスコアを作れず「(同学年に)置いていかれる気持ちがすごく強くて悔しかった」と振り返る。

 試行錯誤を重ね、5月の試合からパットに時間をかけすぎないようにし、奏功した。前週は初のトップ10(10位)と上り調子。「やるべきことをやって、早く追いつけたらいいな」と謙虚に話した。(岩原 正幸)

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