4月のメジャー、マスターズで58位となったアマチュア・金谷拓実(21)=東北福祉大3年=が23日、欧州アマチュア選手権(26日開幕、オーストリア・ダイヤモンドCC)へ渡欧。NBAドラフトで日本人初の1巡目指名を受けた同じ1998年生まれの八村塁(21)=ウィザーズ=から刺激を受け、世界アマランク1位を目指すと誓った。
八村が通った宮城・明成高と東北福祉大はともに仙台市内。「面識はないですが、学校はすごく近いんですよ」と笑った。「八村選手はすごいですよね。大学から米国に進んで、NBAでプレーするにはどうしたらいいかを考えていた。僕も米ツアーでやるには、と逆算して考えられるようにしていきたいです」。自身も大学卒業後、世界最高峰の米ツアーでのプロ生活を夢見ている。
現在の世界アマランクは3位。欧州アマ、全英オープン(7月18日開幕・ロイヤルポートラッシュGC)、全米アマ(8月12日開幕・米パインハーストCC)の成績次第では、日本男子では12年8月の松山英樹以来2人目の1位も射程に入る。「世界アマランク1位が今年の目標。大きな3試合は大事」。八村と同じく、世界を驚かす。(榎本 友一)